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    小さい " つ " が消えた日

    • 2015.10.11 Sunday
    • 19:54


    読書の秋ですね。本を買う時は、
    タイトルや表紙で惹かれたものを
    直感で買う事が多いです。

    何年か前にこの本に出会いました。

    ページ数も少な目、挿絵もあって
    絵本のような雰囲気の本です。


    「小さい " つ " が消えた日」


    物語の登場人物はいつも僕らが
    お世話になっている言葉達。
    「あ」さん 〜「ん」さん
    までの五十音村の住人です。

    主人公の小さい「つ」は他の
    言葉達とは違って自分では
    話をすることが出来ません。
    その事をコンプレックスにも思っていました。

    みんなは夜な夜な人間達が寝静まった頃に
    集まって宴会を開きます。

    それがいつもの習慣でした。

    その日も、いつもの様に楽しく
    宴会をやっていたのですが...



    誰かが言いました。

    「誰が五十音の中で一番偉いんだ?」

    みんなが自分こそが一番だ!と口論になりました。

    言い争いはおわりません。

    また誰かが言いました。

    「でも一番要らないヤツは分かるぜ」
    「小さい”つ”だよ、自分で喋る事も出来ないんだからな」


    その言葉にひどく傷ついた小さい”つ”は
    その日、五十音村を出ていきました。


    さぁ、本当に小さい"つ"は
    要らないヤツなのでしょうか?





    この本は小さい"つ"を通して
    空白の大切さを教えてくれます。

    たった50の音、その50の中で唯一音を発しない音。
    それが小さい"つ"なのです。

    じゃあそれは要らない言葉?
    そうではないですよね。
    言葉と言葉の間に「間」を置く事で
    その意味が大きくかわってきます。



    僕が今書いている文にも小さい"つ"が
    たくさん登場してくれます。
    彼がいなければこの世界は成り立たないのです。


    これは音楽や生活にも共通する部分があります。

    音を発さない音符を休符といいます。
    これは単に楽器を弾かない、止めるといった訳ではないのです。
    一流のミュージシャンは休符を感じて演奏するといいます。
    これもまた音を発さないという立派な演奏な訳ですね。


    忙しい毎日を送る現代人。
    いつの瞬間も情報情報情報で
    知らない間に疲れはたまっています。


    たまには「何もしないをする」事が大切なんだなぁ。


    感謝を伝える「あ」「り」「が」「と」「う」

    家族だから言える「た」「だ」「い」「ま」と「お」「か」「え」「り」

    気軽に発してはダメな「し」と「ね」


    今一度、言葉の大切さとその力を考え直す良い機会でした。


    この本は読書が苦手な人でも
    1日で読み切る事ができます。


    初めましての出会いは書店が多いのですが
    誰かに勧められたり、気になってる本は
    よくamazonで買ったりします。
    中古なんかもあったりして、かなりお得。

    皆さんも是非、この秋に素敵な
    ​1冊を探してみてください。

     
    評価:
    ステファノ・フォン・ロー
    三修社
    ¥ 1,512
    (2008-10-30)
    コメント:普段何気なく使っている言葉。その言葉の大切さ、力について改めて考えさせられた1冊!

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